ページ

2016年1月12日火曜日

経済学の基礎(1)

やあ、みんな。

「経済学の基礎」と聞いて、みんなは何を考えるだろうね。僕は迷わずに「労働」の意味、あるいは「意味のある労働」と答えるかな。ただ、単に「労働」という言葉を具体的に展開していくと、いろいろ出てくるね。少なくとも「社会における労働」と「社会を成立させる労働」を区別するかな。

それから、「労働力」という言葉と「労働」という言葉も区別したいね。労働力というのは、「労働力」=「労働能力」=「潜在的な労働」、可能性としての、まだ実現されていない労働のことだし、単に「労働」というと、「生きた労働」、今、具体的に発生している作業、動き、働き、ということになるね。

次に、意味だね。労働なくして社会はならず、と言い切って良いと思うのだけど、何故、それほど確信を込めて言えるのかについては説明が必要だね。だってロボットがいるじゃないとか、人工知能があるじゃないとか、ディプラーニングがどうたらこうたらとか。ここを誤解すると「機械打ちこわし運動」のようなものに走る人が出てくるんだよね。



もう一つ意味=意義を追加してみると、労働なくして社会の発展はならず、と言えるね。つまり、今ある社会を維持する(必要労働)だけじゃなくて、社会を発展させる余地(剰余労働)があるっていうことだね。言い換えると、人(社会)は自分を維持できる以上のものを作り出せる、ということだね(どうやって?・・・技術によって)。この社会の発展度合いは、逆に必要労働と剰余労働の比率でもって測ってみることもできそうだね。具体的にはどうやって測ればいいのかな。仮に労働時間で考えると、総労働時間のうち必要労働時間でどれくらいなんだろうね。それに「仮に」で考えてもいいのかな。

次に、こんなに大事な「労働」なのに、嫌がる人が多いのは何故、という疑問があるね。嫌がるばかりでなくて、過労のように実際に病気になってしまったりもするね。他方で、失業のように、望んでも得られない、という状況もあるね。これはどういうことなんだろう。

この連載では、こんなことを具体的に考えていくよ。

じゃあ、またね。